WA1911のカスタム方法

ウエスタンアームズのガバメントの命中精度を簡単に上げる方法を紹介します!【WA】

このページはホップアップ調整ではなく、集弾性能を上げる方法を紹介します。

ホップアップ調整はコチラの記事で紹介しているので、鬼ホップで悩んでいる方はぜひこちらをご覧ください。

ウエスタンアームズは鬼ホップ?!CSW3のホップアップ調整をする方法を解説します!

 

ウエスタンアームズ 命中精度 サムネ

ウエスタンアームズのガバメントモデルはSCW3になって命中精度がだいぶん良くなりましたが、それでもまだ命中精度を上げる余地がありあます。

しかも、ホームセンターで売っているものを使うので、道具があったら費用もそんなに掛かりません。

今回はウエスタンアームズのガバメントの命中精度を上げる方法を紹介します!

   

1911カスタム バナー

当サイトではあなたのWA1911を最高の相棒にするカスタムを行っております。

命中精度が上がる理由とは?

今回紹介する方法は、インナーバレル一式とフレームのガタを少なくして射撃時のぶれを少なくする方法です。

これは、スライドを少し引いてチャンバーを覗き込んだ際の画像です。

ウエスタンアームズ チャンバー

このように、チャンバーが見えると思いますが、このチャンバーをピンセットなどの細いもので押すとどのようになるのでしょうか?

結果は、上下左右にぐらぐら揺れます。

皆さんもお手持ちのWA1911で試してみて欲しいのですが、結構ぐらつきます。

これでは、命中精度が損なわれますので、このがたつきを無くそうという発想です。

準備物

準備物は少なく、安いのでこのサイトで紹介しているカスタム方法の中では最も簡単に行える部類だと思います。

  • アルミテープ(0.1mm~0.15mm程度を推奨)
  • 彫刻刀の平刀またはデザインナイフ、カッター
  • ピンセット
  • カッターマット
  • 脱脂スプレー(プラスチックを痛めないもの)

アルミテープは0.12mmを購入してもらえると、重ねて貼る際に僕が貼った枚数を参考にできますので0.12mmを推奨します。

へらみたいなものは、アルミテープに付属してきました。あると便利ですが、正直なくても大丈夫です。

また、彫刻刀の平刀をおすすめしているのはアルミテープはカッターやデザインナイフだと切りにくいからです。

デザインナイフを使っている方は、平刀のような刃も売っていますので、それを使用が一番おススメです。

デザインナイフ 平刀

理由は丁度良いサイズ感で、切れ味も良いのでアルミテープも上から垂直に押し付けるようにすると「ザクッ」と切れます。

最後に脱脂スプレーですが、アルミテープと言ってもテープなので、フレーム側に油が付いていると粘着力が低下して剥がれる可能性があります。

ワコーズ 脱脂スプレー

アルミテープを張り付ける場所はインナーシャーシで金属製ですが、プラスチック部分に飛び散る可能性が大いにあるので、プラスチックを侵さないタイプの物を選びましょう。

選び方は「プラスチックセーフ」や「プラスチック使用OK」と記載しているものを選んだら良いです。もし分からない場合は、店員さんに「プラスチックに使用しても大丈夫な脱脂スプレーはどれですか?」と聞けばほとんどの場合は大丈夫でしょう。

僕が使用している物は別の趣味のバイクで使用しているもので、バイクやでプラスチック部品でも使えると聞いて購入しました。

加工方法

いよいよ加工に入っていきます。

最初にサクッと通常分解を行います。

ウエスタンアームズ 通常分解

アルミテープを張り付けるのはフレームだけですが、がたつきを確認するためにバレルとチャンバー一式まで分解しても良いでしょう。

ウエスタンアームズ スライド 部品 通常分解

ガバメントはここまでが通常分解の範囲に入りますが、分解方法や組み立て方法が分からない方は、写真をたくさん使用して分解方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▼WA1911の組み立てと分解方法▼

分解パート→ウエスタンアームズのガバメント・m1911(scw3)を分解します!もうこのサイトしか見なくても良いというレベルで詳しく解説!

組み立てパート→ウエスタンアームズの1911・ガバメントのフレームとスライドを組み立て!ポイントと注意点も一緒に最高にわかりやすく紹介します!【WA】

通用分解が出来たら、フレームのアルミテープを張り付ける部分を脱脂洗浄します。

下の画像は完成系ですが、黄色の線で囲った部分にアルミテープを張り付けるので、この範囲を脱脂洗浄します。

脱脂洗浄 範囲

脱脂洗浄をする際にふき取るものは繊維が付かないように布が理想ですが、キッチンペーパーなどでも代用できます!

こんな感じで、洗浄が完了したら、アルミテープの準備を行います。

アルミテープ

アルミテープを5センチほど切り取って、 しわが残っていても良いので、カッターマットに少しだけ貼り付けます。

完全に貼り付けてしまうと、剥がすのが難しくなります。どちらかというと、「置く」という方が近いかもしれません。

カッターマットに貼り付けたアルミテープ

このように、カッターマットにアルミテープを置いた後にカットしていくのですが、貼り付ける場所によって大きさが異なります。

アルミテープ 貼り付け場所

黄色い線で描いた矢印が指している1番、赤い線で描いている2番、緑色の線で描いている3番の線があります。

基本的にはこの番号の順番に取り付けていきます。

1つ目は8mm×5mmにカットします。

ただし、大きさに関しては、大体のサイズに切り取ってから貼り付けた後にはみ出した部分をカッターで切り取っているので、そこまでシビアになる必要は無いです。

僕のおススメのカット方法は、平刀で上からザクっと垂直に押し当てて切る方法です。カッターマットに置いたアルミテープがずれないのと、一発で切り取れるので楽です!

こんな感じで刃を突き刺します。

もう一辺も、同じように刃を突き立てます。カットする長さに対して刃の長さが足りない場合は、カットした延長線上をカットしましょう!

後は、ピンセットなどでつまんでフレームに貼り付けると良いです。

1つ目の貼り付ける場所は、マガジンが差し込まれる部分付近に貼り付けます。

ここに貼り付けたら、反対側にも同じように貼り付けます。

反対側も貼り付けたら、このようになります。

アルミテープを張り付ける際にはしわが無くなるようにしっかりと貼り付けましょう。貼り付けが甘いとスライドを取り付ける際に剥がれる場合がありあます。

これで1重目の貼り付けは完了しましたが、実はこれでは不十分です。

そのため、貼り付けた上にもう一度貼り付けます。

僕と同じ厚さの物である0.12mmのアルミテープを使用している方は、2重でちょうど良くなります。

そのため、片側ごとに24mm前後の厚さになるようにすれば良いと思います。

両側を2重で貼り付けました。先ほどと比べて気持ち厚くなっている感じがしませんか?、、、

さすがに写真じゃわかりませんよね。

ここまで来たら、インナーバレルが無理なく入るかどうかを試しましょう。

この時点で抜き差しするのにめちゃくちゃ力が必要な場合は、厚みを少なくした方が良いです。

そして、インナーバレルがはまったらスライドストップで固定します。

次にアウターバレルを動かして、アウターバレルの動きが渋くなっていないかを確かめましょう。

もし、渋い場合はアルミテープとアウターバレルの干渉している部分を切り取りましょう。

これで、1つ目の場所の貼り付けは完了しました。

次は赤色の線で囲んだ2つ目の場所に貼り付けを行います。

アルミテープ 貼り付け場所

このアルミテープはインナーバレルの上下のぶれを抑えるために貼り付けます。

アルミテープの寸法は縦が13mmで、横が10mmですが、正直大体で良いです。

というわけで、13mm×10mmにアルミテープを切り取りました。

アルミテープ 10mm×13mm

これを、シャーシに貼り付けていきます。

アルミテープ 貼り付け 2つ目

貼り付けは完了しましたが、1重では足りません。

同じ大きさのアルミテープを切り取り、5から6重、厚さにして0.6mmから0.72mmぐらい貼り付ける必要があります。

ここら辺の加減はチャンバーを付けてみて、緩すぎずきつすぎないぐらいがちょうど良いです。

チャンバーが入らない場合は、1枚ずつ剥がして様子を見ると良いでしょう。

チャンバーが入ったら、アウターバレルを動かして渋くないかを確認します。

もし、この段階で渋い場合は、十中八九はバレルリンクとアルミテープが干渉しているのが原因です。

チャンバーの下が差に部品が出ているのですが、これが「バレルリンク」です。これがアウターバレルと連動しているので、これの動きが渋くなるとアウターバレルの動きも渋くなるのです。

そのため、上の画像の赤の点線の間にアルミテープが来るようにカットするのです。

最初に13mmと指定したのも、このバレルリンクに干渉しない寸法であるからです。

渋くない場合は飛ばしてもらったら良いですが、渋い場合は上の画像のようにスライドストップが通る穴の端を基準にして、それよりも前側は全部カットすると良いでしょう。

ここでも平刃が役にたちます。

ザクっとカットします。最後にピンセットでつまんで取り出します。

この状態で一旦チャンバーをスライドに組み込んでからスライドを引いてみましょう。

スライドストップが入りにくいかもしれませんが、力の向きを変えてみて試してください。

全く入らない場合は、アルミテープを1枚は剥がしたら良いです。

スライドストップまでを全部くみ上げて、スライドの動きが渋い場合はアルミテープの貼り付けすぎが原因なので、貼り付けたアルミテープを更にもう1枚はがします。

剥がす際には、デザインナイフの通常の刃でテープの間に突っ込んで少しずつ剥がしていきます。

以上で2つ目の貼り付けは終了で、チャンバーの上下のぶれはなくなりました。

最後は3つ目です。

アルミテープ 貼り付け場所

3つ目は1つ目と同じようにチャンバーの左右のぶれを抑えます。

次の写真はシャーシにチャンバーだけを組み込んだ画像ですが、黄色で囲っているチャンバーとシャーシの隙間を埋めていきます。

切り取るアルミテープの寸法は、横が5mmで縦が7mmです。縦の寸法はきちんと測った方が良いですが、縦はそこまでシビアにならなくても良いです。

貼り付ける際のポイントとしては、スライドストップの穴に被らないようにすることです。

貼り付けたらこうなります。

少しスライドストップの穴にはみ出していますが、後でカットしました(笑)

これをもう片方も行います。

そして、ここも何重かに重ねる必要がありますが、1つ目で重ねた枚数と同じだけ重ねたら丁度良いぐらいになります。

完成したのがこちらです。

この状態で、インナーバレルとスライドストップを付けてみてアウターバレルが渋かったら、アウターバレルと干渉している部分をカットします。

私は特に渋さを感じなかったので、これで完成です。

最後にスライドを組付けてから、チャンバーをピンセットでつついてインナーバレルのぶれを確認してみます。

上下左右に力を入れてもびくともしなくなりました。

これで、命中精度が向上し、ホップアップの調整も行ったら狙った場所に弾が飛ぶようになりますので、実用性がかなり高まります。

ついでに他のカスタムもしてみない?

今回はウエスタンアームズの命中精度を上げるための方法を紹介しましたが、当サイトでは初速をあげる方法やホップアップ調整の方法、トリガーフィーリングをあげる(短く、軽く)する方法などの内部化カスタムの方法から、グリップ交換やトリガー交換などの外装カスタムの方法も紹介しています!

簡単ではない物が多いですが、当サイトが画像をたくさん使用して分かりやすく紹介しているので、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?

ウエスタンアームズの1911シリーズをカスタムする方法をできるだけわかりやすく解説します!【随時追加予定】

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