
ガスガンと切っても切れないもトラブルと言えば、「ガス漏れ」です。
ウエスタンアームズは旧式と比較してましになりましたが、それでもガス漏れするときはおもらししちゃいます。
しかし、ガス漏れを起こしても原因はほとんど決まっており、直し方と工具さえあれば簡単に治せるようになります!
僕はこの方法で5本ガス漏れして5本修理しました!つまり今のところは100%です。
今回はウエスタンアームズのガバメントのマガジンがガス漏れをした時の修理方法を紹介します!
目次
ウエスタンアームズのマガジンがガス漏れするのを予防する方法とは?
修理の前にガス漏れを予防する方法を紹介します!
これを知っておかないと、ガス漏れを修理してもまたガス漏れが再発してしまう可能性があります。
ガス漏れが発生する原因はパッキンの油膜が切れている、または薄くなっている状態でマガジン内のガスがなくなっている状態で放置したことがきっかけになることが多いです。
これは私の経験的なものと、他のサイトで記載されている内容から、ウエスタンアームズのマガジンは保存する際にガスを入れておかないと、パッキンに適正な圧力がかからずにガス漏れをおこします。
そのため、WAのマガジンを保存する際には少しでもガスは入れておきましょう。
僕もマガジンがガス漏れを起こした時もほとんどそれが原因です。
油膜切れは分解してパッキンにグリスを塗り込むしがないので、分解できない方が行える予防方法はマガジン内のガスを切らさないようにしておくことです。
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ウエスタンアームズのガバメントのマガジンがガス漏れをした時の修理方法を解説!
※この方法を行って修理できなかったり、壊れたりしても自己責任でお願いします。不安な方はウエスタンアームズに修理を依頼した方が確実です。
それではいよいよ、修理方法を解説します。
全体の流れとしては、最初にガスが漏れている部分を発見し、次にガスが漏れている部分にシリコンスプレーを吹きかけて、最後に組み立てます。
準備物
マガジンは工具が無いと分解できないので、工具を用意する必要があります。

- ガス
- プラスドライバー
- シリコンスプレー(いつもメンテで使っているもの)
- ゴムハンマー
- 2mmのピンポンチ
- ペンチなどのひっぱれるもの
以上が最低限必要なものです。
他にはガス漏れの原因がバルブやガスの注入口だった場合はバルブレンチが別に必要です。
ガス漏れしている部分を特定
これが今回ガス漏れしたマガジンです。

うっかりしてガスがなくなったまま放置したら、次にガスを入れた際にガス漏れしてました(笑)
しかし、どこからガス漏れを起こしているのか分からないので、場所を特定します。
場所を特定するには、マガジンバンパーを取り外します。

マガジンバンパーは2本のプラスねじで止まっているので、これを取り外します。
ただし、タクティカルモデルではない、ミリガバなどはバンパーはありません。

取り外したら、このような状態になっているでしょう。

マガジンスプリングの先端に付いているマガジンフォロワーは取り外すと細かい部品があって面倒なのでそのままにしておくか、マガジンフォロワーからマガジンスプリングだけを抜き取る方が良いでしょう。

ちなみに、フォロワーまで抜いてしまうと、こんな小さい部品が出てきます。

このばねが本当に飛んでいきやすく、無くしやすいので注意しましょう!
マガジンバンパーを取り外すとこのような構造になっています。

この状態になったらガスを入れて、漏れているガスの音が聞こえる場所と指をあててガスが漏れている感触がある部分を探します。

ガスを少しだけ入れて「シュー!」と言っている部分に耳を澄ましましょう。

僕の場合はマガジンの後ろ側からガスが漏れているようです。今までガス漏れが起きたウエスタンアームズのマガジンもこの部分から漏れているケースが多かったので、持病みたいなものですね。
ここからガスが漏れている場合はピンを2本抜いて分解する必要があります。
また、ガスの注入口やマガジンバルブからガスが漏れている場合は、バルブレンチが必要です。
ちなみに、ウエスタンアームズのガバメントのマガジンバルブは東京マルイの物と形状が大きく異なっており、専用のバルブレンチを購入する必要があります。
分解
次にピンを抜いてガス漏れしているパッキンが現れるまで分解していきます。
今回は別にガス注入口は外す必要はありませんが、せっかくなので同時にパッキンに油を追加しておきます。

バルブレンチの切り欠きをガス注入口の切り欠きと合わせて回します。

この時に間違えて反対に回すと切り欠きがつぶれて締める際に困りますので、少しずつ力を入れる必要があります。

このように、ガス注入口が取れました。
次にピンを抜いていきます。

ピンは2本あり、固くしっかりはまっているので、ピンポンチが無いと抜けません。ピンポンチがあってもメチャクチャ固いです(笑)

この部分のピンは2mmなので、2mmのピンポンチとゴムハンマーを購入する必要があります。
実はピンポンチは最初に自分のガスガンをいじっている際に、他の部分は六角レンチで代用しましたが、この部分はどう頑張っても抜けなかったので、初めてピンポンチを購入したきっかけの部分です。
皆さんもわかっているとは思いますが、地面に置いてピンを取ろうと思っても取れません。当たり前ですがね。

そのため、高い所に置いて、ピンの部分だけを外に出します。

机に接している部分を手首で押さえて、ピンを少しずつ叩きます。

個人的には手首で押さえつけて、押さえつけている方も手でピンポンチを支える方法がおすすめです。
ピンポンチを垂直にしないとマガジンが傷むので、その部分だけ注意して抜きます。
これで片方もピンが抜けました。

もう片方のピンも同様に抜きます。

これで、ピンでとめられていた部分が外れるようになりました。
とは言え、ゴムのパッキンで密着しているので、ペンチなどの挟める道具で引っ張り上げる必要があります。

こんな感じで取れます。

なんというか、、、きちゃねー――!!!
このマガジンは中古で購入した本体に付属していたので、おそらく軽く10年はメンテナンスされていなかったのでしょう。
まあ、普通はこんなところメンテナンスしませんからね(笑)

ガスの注入口を守るための筒はサビており、パッキンが付いている部分の金属は何か粉を噴いています。キモイ
粉は若干取れましたが、筒の部分のサビは取れませんでしたので、そのまま戻しました^^
それではガス漏れの原因である四角いパッキンを取り外します。

先がとがっているピンセットを差し込んで延ばすと、取りやすくなります。

パッキンは圧力で少し変形していますが、このまま使います。本当は交換した方がいいんですけど、グリスアップだけで直る可能性が高いです。直らなかったらすいません。
次にグリスアップしていきます。
シリコンスプレーでパッキンがはまっていた溝に吹き付けます。

パッキンにもシリコンスプレーを吹き付けて、全体的に油が行き渡るようにします。

そして、パッキンをもとのように取り付けてから、ダメ押しでもう一度シリコンスプレーを吹き付けます。

それでは、組み立てていきます。
最初に先ほどグリスアップしたパッキンが付いている部品を入れるのですが、向きがあります。
パッキンが付いている部品の底が厚いほうがマガジンの後ろ側で、底が薄いほうがマガジンの前側です。

この時に入れすぎないようにしましょう。
マガジンに付いているピンの穴とパッキン側の穴を合わせるように、微調整します。

穴があったら、ピンを入れていきます。

ピンを抜くときと違って、ゴムハンマーでたたくだけで良いです。

本当ならここで終わりたいところですが、少しでもピンが飛び出しているとマガジンが本体に入らないので、ピンポンチを使ってピンが外に飛び出さないように良い感じの力でたたきます。

力加減が難しくて、力を入れすぎると反対側から飛び出すし、弱いと変化が無いので何度かトライしましょう!
この一連の作業をもう一つのピンも行います。

あとは、ガスの注入口を取り付けて打てる状態にはなります。
ガスの注入口はバルブレンチを使用するのですが、強く締めすぎるとバルブの引っ掛かる部分がつぶれて次に組み立てられなくなるので、ほどほどにしておきましょう。

取り付けが完了しました。

ここまで完成したら、最後にマガジンが本体に挿入できるのか、ガス漏れは直ったのか確認します。
確認
最初に本体にマガジンを入れてみて、ピンが飛び出していないかを確認します。

無事に最後まで入れることが出来たら、ピンが収まっているということです。

もし、入らなかった場合は2本のピンのどちらかがマガジンに収まっていないので、ピンをマガジン内に収められるように頑張ってください。
ガスガン本体に無事入ったら、次はガス漏れが直っているかをテストします。

少しどきどきしますね!
修理の結果、、、
直りました!!!!!

今回は直りましたが、ガス漏れが直らない場合はガスを入れて何回か射撃を繰り返したらガス漏れが直る場合があります。
それでも直らない場合はパッキンを逆にしたり、パッキンを煮たりする方法もありますが、今のところはパッキンを逆にする段階までで全てのマガジンが直せています。
ガス漏れが直っていることを確認したら、マガジンバンパーを取り付けて完了です!

マガジンバンパーのねじは緩みやすいので、定期的に増し締めするかねじロックを付けてから締めることをおすすめします。
これで、マガジンのガス漏れした際の修理は終了です!
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